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マーケット・ガーデン作戦~2016年最後の採集・我々は南の地の奇跡を見た~⑦

翌25日。それはもうぐったりと日中を過ごしました。Aも連日の運転からぐっすり寝ていました。いや、ほんと働かせて申し訳ない……



そして、陽が暮れました。おそらくヤンバル狙い一本の戦いはこれが最後……



A「どうする?」

鼎「……いや、今日もやっぱりお願いします」

A「まだ諦めてなかったのね……了解」

 

そう、思い出すのだ。2014年9月の栄光を。最後の最後でマルバネは現れた。3月の屈辱を。あの敗北主義は繰り返してはならない……



疲労困憊のAに無理を言って、北上を開始。狙うは、昨夜ベビーがいたあの沢







林道を往くと、不意に虫の影が。明らかにムカデである。車を飛び出すが、それはトビズであった




何か、妙な予感がした。車から目視できた林道を渡っているムカデは何気に初見なのである



あれがヤンバルだったら良かったね、という話をしながら沢に到着。戦闘服に着替える最中、夜の林道のど真ん中で下半身パン一になって変な踊りをするなどした。儀式である




尿意を覚えてじょぼったら我が黄金水を浴びたアオズが慌てて出てくる様などを見ながら沢へ行く。今回はAもついてきた。やはり人がいると心強い




そうして沢登りを初めてやっと気付いた。見覚えがないと思ったら、昨夜の沢はもう一本奥だったのだ



鼎「昨日の一本奥だったね。ごめんごめん」

A「いく?」

鼎「ま、いいでしょ。まずはここを見よう」




そして登れるところまで登る。が、いない。影も形もない



戻ろう。そう言って降り始める。なに、まだ夜は長いのだ



慣れないAを後ろにひょいひょいと降りる。時折止まって脇を見渡す。ムカデはいない



そして半ばまで下っただろうか。ある大岩に手を掛けて止まった。Aは後ろにいるだろうか、と振り向く。灯りはない



Aが降りてくるまでここで待とう。そう思い、左を向いた。水が岩を打っている





――時間が、止まったかのように思えた




左右を水が落ちる岩。タニワタリとコケが覆う緑色の岩の、中央の肌が剥き出しの場所。そこに、それはいた





今まで見た中でも断トツの巨体。これまで見たことがなかった、黒色の胴。それはそこでカニを貪っていた。それはきっと、この時を待っていたに違いない。俺が来るのをここで待ち構えていたのだ。そう思った。それほど、それは自然とそこにいたのだ。見間違うはずもない



一瞬の静寂。熟練のスナイパーがスコープを覗くかのように慎重に冷静に、恐慌状態の新兵が初めて銃を握ったかのように逸る気持ち。ハラワタから絞り出されたかのような絶叫が響き渡る




鼎「いたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




野生の摂餌シーンは珍しいに違いない。カメラに手が伸びかける。しかし、ライトを浴び続けたそれはゆっくり動き出した。逃げられるわけにはいかない。腰に差したピンセット……いや、この地形では無理だ。賭ける。己の手に……



そして伸ばした手に、それは収まった



慌ててAを呼び、腰のポーチから袋を出してもらう。そして突っ込んだ




kktgrjdshfsdhfs



勝った……長い戦いに、遂に勝利した……



伸ばして20センチあるかないかというさほど大きくはない個体だが、紛れもなく自分が採った中ではこれまでで最大である……



良い戦いだった……もう満足してしまい、山原の神に祈りと感謝を捧げたあともう一本の沢を見てから戻った





tehtehetheheth




これまでで最高に旨いオリオンビールだった……
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