タイワン・リュウキュウ紛争その1

改めて見返してみたら、このブログは現在、ムカデの記事ばっかりであることに気付きました


誰も来ないし、来たがらないですね、これじゃあ


もっと色々なネタをぶち込みたいと思ったわけですが、そこは会話のレパートリーの少なさに定評のある鼎です。今回もいつも通りムカデの話をしていきます



今回は長いので二分割くらいしましょうかね。鼎はこの記事を以て、日本ムカデマニア界における一つの紛争を終わらせて見せます


S.morsitans3


さてさて、このムカデ。日本産ムカデの中でもちょっとした問題児なのです

何で問題児かと言いますと、このムカデは人によって呼び名が違うのであります

マニアの間では「リュウキュウオビムカデ」という名前が一般的かつ正しいと言われているのですが、人によっては「タイワンオオムカデ」という名前で呼びます

で、リュウキュウオビ派閥はタイワン派閥に対して「それは間違い。タイワンオオムカデは茶色いトビズみたいなでかいムカデのこと」と言い、タイワン派閥は「違うね。勝手な名前で呼ぶな。タイワンはこいつで、お前らの言うタイワンは別のムカデ」と反論します

実際、日本動物大百科 昆虫Iという図鑑の写真では、リュウキュウオビ派閥のいう「タイワンオオムカデ」、つまりは茶色のでかいトビズみたいなムカデが「タイワンオオムカデ」として紹介されていて、鼎含むタイワン派閥は余計に苦しい状況にあります



もうね、やってられんね


よし、ここから鼎のターン!

調べてみると、タイワンオオムカデにはScolopendra morsitansという立派な学名があるのですが、リュウキュウオビムカデは学名がないどころか、その名前が記載されている書籍すら見当たらないわけですよ

つまるところはマニアがネット上で正体不明?のこのムカデに対して便宜的に用いている名前というわけですよね?多分。タイワンオオムカデなんて名前は混乱してるから廃止してしまえ、という意見もあったりしますが、学名がある以上、廃止は難しいんじゃないかなぁ


次はScolopendra morsitansで画像検索をかけましょう

海外サイトが多いですが、そこには写真と同じムカデの画像があるではありませんか!

これで勝負ありました……か?え、まだ足りない?


よぉし、決着をつけようではありませんか!

ここで取り出したるは伝家の宝刀「日本動物分類オホムカデ目」

古い本ですが、タイワンオオムカデの項目を探して……あった。スケッチもありました!

それがこれとなります。著作権は……大丈夫だよね?戦前の本だし、大丈夫だよね、きっと

S.morsitansFIG.30


太短い曳航肢がきちんと描かれておりますね。写真のムカデに似てますよね?

はい、これにてタイワン・リュウキュウ紛争決着。あのムカデはタイワンオオムカデということです。異論は認めない
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