貧乏学生の離島二人旅@小笠原ぱーと⑦

五日目



この日、鼎はゆっくりでした



というのも、前日の脱力感疲労を引きずっており、なんかもう満足していたのです。ムカデ四匹も捕獲観察できましたし……




そんなわけで起床したのは午前十時という遅さ。そのくつろぎようは、まるで父方の実家のようです



あーでもない、こーでもない、とぐだぐだしていたのですが、ふと、鼎の中の戦いの神がこう呟いたのです





きみはこんな結末で良いのか、と。きみは戦いに牙を取り戻したいのではなかったのか。このような結末は決してわたしが望むものではないッ!!







いいだろう。少し遊んでやろうではありませんか



そんなわけで、ベッドから出て、自転車を借りて旭山へ行くことにしました


チチジマネブト狙いです、はい



ここにきて新兵器『電動サイクル』を導入



tyari

鼎とこの日の相棒



普通の自転車より高いですが、その破壊力はお墨付きです。普通の自転車なら押して歩くような坂を、時速18キロで進んでいきます


足も軽い……文明って凄い!!




syuugo

あっさり旭山入口に到着。大丈夫だよね? クワガタ採って良いよね?



しかし、よくみるとどうも採ってはいけなさそう……そんなぁ






asahiyamatotu

しかし、行く




道中、様々な観光客とすれ違います。網持って投入している鼎はやはり変人です




まぁ、なんかおっこちてた木を返してみたら幼虫出てきたりしました。写真どこいった……





asahiyamasantyo


あとは頭の沸いたような所にある展望台に行ったり




santyo

今回の旅のベストショット。不良のようなポーズと表情なのに着ている服が痛い鼎が素敵()




kesiki

景色は最高です。我々の宿泊施設があんなに小さく……





南峰にも行きました



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明らかに観光客向けではない道。殺す気満々である



なお、こんな場所でアゲハを走って追いかけていた鼎でしとさ。マジで死ぬ一歩手前


ナミアゲハでしたけど……なんでリュウキュウムラサキがいないんや!!


キアゲハらしき影もありましたが、捕獲できず……ちくしょう





minamimune


kesiki2

景色は綺麗でした








というわけで、下山して退却することにしました



途中、ヤギが道に出てきてびっくりしたのですが、それからしばらく進んだ先にヤギ注意の看板があり(行きのときにはなかった。どうも一つしか置いてないらしい)、先に言っとけや、と思った鼎です

貧乏学生の離島二人旅@小笠原ぱーと⑥母島へ上陸

ちょくちょく更新していますが、小笠原の記事は相当放置していることに気づきました。恐ろしや……



そんなわけで、オオムカデと死闘を繰り広げた鼎は翌日、母島へと上陸することにしたのです。狙いはオガサワラネブトとリュウキュウムラサキ……ゲフンゲフン




朝起きて、母島への支度をする鼎とホプキンス。母島へは父島からフェリーを使うのですが、割と朝早くて朝が弱い鼎にとってはつらかったです(朝7時くらいのフェリーだったかと)


カバンが小さくて飲み水が入らない鼎、ホプキンスのカバンに入れてもらうことに。お願いすると心優しい彼は快く水を受けとり、カバンに入れさせてくれることに






当日に券を買いまして

josenken2




hahajimamaru

朝陽のははじま丸






出航になりました。恒例?の足の裏海水ごしごしをしてから船に乗り込み、母島へ向かいます。風景の写真でも撮れば良かったのでしょうが、鼎は凄まじく眠かったため、ずっと寝ていました



ははじま丸は音と震動がやばかったです。乗船実習を思い出し、落ち着いて寝ることが出来ました。ホプキンスは何か眠りずらそうでしたが。フェリーしか乗らないからそうなるんだ



で、気が付いたら母島に着いていました


hahajima


hahajima2


monyu

港の待合所



まるで禿山の父島と違い緑が多く、これはいけそうです。ちなみに母島の滞在時間は4時間という強行軍でしたので、時間は少しも無駄にできません





……と言いたいところだったのですが、いろいろありまして、まずは飯が買えるところを探すことに



観光協会の人に「昆虫観察に来たんです。怪しくありません」という署名をさせられ、ついでに情報をげと。母島は飯買えるところがあまりなく、今は恐らくほとんど食料はない、という驚愕の事実(当然なのですが)を知り、愕然とするホプキンス





この後、彼はしきりに「腹減った。飯食べたい」と言うことになる……だから家から飯持って来いって言ったじゃねーか


「だってよぉ、旅行先で美味しいものをたくさん食べたくなるのが人情ってもんじゃないか」


てめーは俺の話を聞いてたのかボケめ。観光じゃねーつっただろーが。了承してたじゃねーかおめー



鬱々としつつも固有種のオガサワラトカゲが見れたので嬉しかったり
ogatoka







んで、時間は無駄にできないので、さっそく山登り開始。父島よりアノールは少なく、オガトカがたくさんいたので心が癒されます。しかしクワガタのいそうな朽木はありまそん








そこそこ登ったところで喉が渇きました。水を飲みましょう


鼎「ホプ~。俺の水取ってー」

ホ「いいよー……あれ、ない」

鼎「は?」

ホ「俺の水はあるんだけど、お前のがない。机の上に忘れたわ」



鼎、この瞬間に「あ、もうこれは無理だわ」と悟った模様。片方は食料がなく、飯屋でがつがつお腹一杯食べたいと言いますし、片方は水がありません(水は一旦山から降りて買えばいいのですが)


限られた時間なのに、こんなんで採集できるかボケェ!!



というわけで、ゆったり観光モードに移行することに(つまりやる気を失った)






tenbo

展望台に到着。ここまで何もいませんでした。やる気もないので、昼寝でもして休憩することに。風が気持ちいい



ホプは「時間も少ないしさ、採集しようぜ」みたいなことを言っていましたが、誰のせいじゃくそったれめと思った鼎は「疲れた。休む」と言って横たわったとさ








休憩を終え、山を下ります。その後、ホプキンスの願いを聞き入れて飯屋にいくことに。しかし……


「飯屋?ほとんどないよ。少しあるけど、空いてるかな……」




行ってみたのですが、見事に飯屋は全滅。仕方なく、何かあることを期待して食糧を売っている場所に行ったのですが、菓子パンが少々あるだけでした(なんか本土では考えられないような張り紙にびっくりしました。一部のパンを除き、パンは予約制とか書いてありましたよ)



というわけで観光モードの鼎も菓子パンを購入し、昼飯に



食後、ホプが採集に行きたがっていたのですが、あと二時間足らず……というか、鼎の気力がなかったです



というわけで港で船を待つことに。パトレイバーを読む鼎の図が誕生



と言いつつ、ホプを放置して一人、ちょこちょこ見て回る

ogatoka2

ogatoka3




hedora

ニューヤリ検出板。電気が流れており、板に貼りついたニューヤリが死亡しているか確認することで生息しているかどうかわかるそうですが、電気で乾燥させて殺す板とかまんまヘドラじゃないですか……




まぁ、こんなもんでした。時間になり、船に乗り込んで母島を後にしました



ちなみに母島→父島までの交通費は余裕で往復一万近くでした




帰り際、ホプがクワガタ見れなくて残念、採集できなくて残念、悔いが残った、今度来るときは何もない父島じゃなくて緑豊かな母島を拠点にしよう云々と言っていたのですが……






おまえが言うな!!






と思った鼎でした
















この日の夜、ざーっとまた散策をしたのですが、何もおらず、罪のないワモンをひたすらぶち殺しまくる鼎でしたとさ

wamo

wamo2





遥か後日の先週、大学の教授から以前母島のとある場所でリュウキュウムラサキをたくさん採った等の話を聞き、何とも言いようのない気分に包まれた鼎でした

貧乏学生の離島二人旅@小笠原ぱーと⑤ 鼎vsオオムカデ

なんとなくサブタイトルつけてみたり


さて、4日夜となりました。父島は日が暮れるのが早かったです。この日は翌日に母島に行くということで、夜の部はあっさり目にしようということに


bfo

オオヒキガエル。この一匹しか見つけることはできなかったです


TGなのでホームランしました。もし父島の民宿で4日夜に突如として庭先にこいつの死骸があったとしたら、それは鼎のせいです。すみませんです




というわけで、例の場所を中心にサクサク見ていくことにしました。まずは例の場所です







あー、いましたね。サッと網を出すものの、逃げられてしまいました。難しい……



帰りにもう一度見ることにして、今度は別の場所に行きますよ



適当に山を登っていると、何か墓地に来てしまいました……退散






目の前を過るクマネズミ。何を思ったか、鼎は捕獲してしまいました

nezu


まぁ、ネズミなぞ捕まえても面白くはありません。そもそも、鼎は哺乳類が嫌いです。捨てるに限ります








そしてネズミは死んだ……どうも強く掴みすぎたようです。合掌



というか、父島のクマネズミはどうにも人を警戒していません。こんなに接近できます。むかつくなぁ

nezu2







更に奥にいくのですが、何もありませんでした。仕方ありません、戻りましょう




例の場所に来ると、やはりムカデがいます。今度こそ網で……








入った!! 小型の方が入りました

S.s.sub



しかし、大型のやつが手強い……ワモンを餌に釣りでもしましょうかね




















ホプキンス「潜ってみたら?」





















潜る? この側溝に?

tubo

tubo2



この中に、潜れと?















はい、採用。鼎、突入します








潜ると一面ワモンだらけです。嫌いな人は入れませんなぁ

naka

naka2

naka5

naka6








菅の奥からカサカサ音がします。ワモンでしょう

naka3

意味もなく管の向こうへ「こーへー」などと叫んでみます。自分のエコーがやばかったです



うーん、ムカデはいませんねぇ






鼎「いねぇ」


ホプキンス「じゃあ、はやく上がって来い」


鼎「捜索するわ」






菅の奥とかに行かれたら採集不可能ですね。まぁ、落ち葉あるんで、漁ってみましょう











で、出た!!


思ったよりでかかったです。トリッキーに逃げるムカデを追いかける鼎(側溝の中)


明らかに変人ですが、当の本人はこれを採りに来ているので至って真剣です(側溝の中)




隙間に逃げられそうなのを素手で押さえ込み、格闘すること数分(二分ほど?)


















御用!!

S.s.sub2

ちなみに何故出血しているかというと、手の甲と薬指の二ヶ所を咬まれたからです。久々に咬まれた……しくじった鼎です



te

ムカデを確保した後に側溝の中で撮影。血まみれの手で側溝の中を漁って採集するという不衛生極まりない鼎。破傷風待ったなし


咬まれて「やられた」と言ったとき、ホプは「はやくあがれ」なんて言っとりましたが、ムカデを前にあがれとな?


いや、無理でしょ……





なんか手の甲が腫れましたが、普通に指が動くのでこの程度なら二、三日で治りましょう。実際、すぐに完治しました

te2



最近はムカデに咬まれたズキズキが快感でして……



ちなみにこやつ、伸ばしたら140ありそうです。しかしこの細さ……モヤシか!?

S.s.sub3



父島はきっと餌が貧弱なのでこんな情けないムカデになるのでしょう



これ以上の戦果はここでは見込まれなかったため、負傷した鼎は民宿へと戻ったのでありました


この夜に見た夢が最高のものであったことは当然でありました


ちなみに捕獲された大型個体は今回の採集で一番の大型であるとともに、鼎の採集のベスト記録でした。現在はイサにゃんという名前を与えられて飼育されています






つづく

貧乏学生の離島二人旅@小笠原ぱーと④

学校が始まりました、どうも、鼎です


今日のお昼に陸自の演奏会があるので早めに寝てリラックスした状態で音楽の世界に溶け込んで来ようと思いつつもクソB級生物パニック映画を鑑賞した後に赤軍の音楽を聴きながらブログ更新です


映画の話題でも今度はしましょうかね




それはさておき、小笠原記事です。思えば、もう少しで一ヶ月経とうとしています。早いものです




4日、鼎とホプキンスはまず、昨日に攻略した山を登ることにしました


サクサク登っていきますが、暑いので水を飲み、休み休み行きます

anokuso

もう見慣れてきました。ひたすら狩ってはペットボトルにぶちこんで蒸し焼きです


ついでに、この戦史ルートを行くことにしました
sensi



山道を歩きながら、様々な陸軍さんの遺物を見ていきます


yuko3


yuko

yuko2

重油を保管していたとされる油庫。中には錆びて朽ち果てた缶が大量にありました。触ったらボロボロと崩れるレベルです。既に大半が崩れていました。一抹の寂しさを感じます


bin

油庫にて古そうなビール瓶発見。陸軍さんのものでしょうか……


と思ったのですが、調べによるとどうも1949年以後のものっぽい。残念


まぁ、色々な廃墟を見ていきまして
hop

装薬(弾を飛ばすための火薬)を詰める作業をしていたとされる場所。屋根はなくなって、木の根がすごかったです


木の根がこんなところにまで!!


何か弾丸でもないかと思ったのですが、そういったものは既に片付けられているようです


ちなみに写っているのはホプキンス




先を行きますと、なにやら不穏なものが……






totika

トーチカ!!


トーチカの鼎。疲れが滲み出ております
baka






ちなみにこんなものも


TG2

てーれってれー  ニューギニアヤリガタリクウズムシ(多分)


こやつも特定外来です





まぁ、そんなこんなで展望台に到着


ここから更に林道を進んでいきます。ちなみに夜に来たときはめっちゃ怖かった……




で、夜来たときに展望台と思っていたところは休憩所のようです



そして……前の夜、鼎とホプキンスが山を慌てて降りたのは、これを見たからなのです






gou

ぎょえー!! 明らかにヤバい……夜にこれを見た時の恐怖は半端なかったです。これ、どう見ても陸軍さんの……壕!?



どうも展望台は壕を迂回した先のようです


ついでに壕に潜入。入って右手に何かの空間があり、左はすぐに外に出るようです
gou2



足元は崖でした(笑) 夜来てたら死んでましたね、これ



風景は綺麗ですが……
kesiki

hop2

壕から出て風景を堪能するホプキンス




さて、展望台に行きましょう





展望台から仁見湾を見下ろす
kesiki2




しかしなんもないすね……ムカデがいそうには思えません。仕方ありません、下山します



降りてる最中にもアノールを乱獲したりしていると……

anokuso2

哀れなアノールの末路




ホプキンス「ムカデいた!!」


そんな馬鹿な、と見ると、確かに道路をムカデが歩いていました



というわけで捕獲(ホプキンスはムカデの捕獲がヘタクソなのでわたしが捕獲)


あー、外来生物だから駆除しないトナー(棒読み)


まぁ、冗談はさておき、ここは特別保護区ではないですし、オオムカデは別に法的な規制はありませんので、つまり保護区以外なら採り放題ということですね、はい


幾ら外来生物でも、特別保護区では採集禁止ですよ!!


S.s.s235



ちなみにホプキンスは一応、ムカデ好きであります


赤が美しい個体ですね




こりゃもう遊んでていいな!!


というわけで、海に行きました()


あー、海がキレイですねー(棒読み)


ところで、みなさんは泳げますか?


鼎は泳げません。中学校のとき、溺れて以来、自分の身長より深い水深はトラウマです


というわけで、波打ち際で海水に浸かってました。体を冷やしたいだけなので、これで充分です(言い訳)


まぁ、ここにきて鼎、上を向いて浮かぶ技術を習得です


海で体力をゴリゴリ削られた鼎、すぐさま民宿に戻って休むことにしました。ょぅじょやおねーさんの水着姿を見れて眼福です。これは今夜の戦いは頑張れそうですなぁ()





ついでに道路のタイルを見ているとアノールなぞがあったので、比較してみました


anokuso3



これらの死体アノールは民宿の冷凍庫にぶち込まれ、鼎によってエタノール標本となったのであった


majutu

この日に捕獲した冷凍アノール。どう見ても黒魔術である







つづく

貧乏学生の離島二人旅@小笠原ぱーと③

3日夜



鼎とホプキンスはオオムカデ目撃情報のある山へと向かいました



鼎は普通に懐中電灯を装備し、頭にタオルを巻くというスタイルでしたが、ここでホプキンスが珍妙な恰好をしたのです



hop



あのさぁ……曰く、タッチで点灯と消灯ができるシーリングライトを紐を使って腰に装着した状態だそうで




本人は「これなら明るい!!」と言っていたのですが、正直、採集にはひどく不向きなのではないでしょうか。どこを照らすというのでしょうか……



更にアイフォンをライトにして歩こうとするホプキンス氏。懐中電灯くらい用意しろって事前に言ったよねぇ……



とりあえず懐中電灯は装備させ、気を取り直して採集開始です







しかし、ムカデがいない……というより、いそうな場所が絞り込めません。ひたすら舗装された道を往きます


P.americana
ワモン天国。視界の中に6匹とかそんなレベルでいました



これは、と思う個体を捕獲してみるのですが、トビイロは混じっていませんでした。くそったれ!!





そうこうしていると、側溝が見えてきました。まぁ、なんかいるといいなぁという気持ちで覗き込むと……










ムカデ、二匹おるやん……



中型と大型でしょうか。しかし足場が高い……網を伸ばすのですが、捕獲できずにムカデはコンクリの隙間や奥に消えてしましました






くやしいですな。しかし、いると分かったことですし、まだ日はあります。次こそは仕留めましょう




さらに登ると、こんな看板が……


yo-sai



これは昼になったら来よう





結局、この日の夜は何も捕獲することが出来ず、悔しい思いをして帰還、ゆっくり寝たのでした






つづく
プロフィール

鼎

Author:鼎
ふとしたきっかけからオオムカデに片足を突っ込んでしまった人

主にムカデと妄言がメインのブログ


なおリンクフリーです(リンク貼りたい奇特な人向け)

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